故障した電話の修理依頼を頂きました
このお話を最初に頂いた時は
前回と同程度の電話機修理かな?
なんて想像していたのですが
添付されていた写真を見て
正直びっくりでした
本当に使えるの?
博物館の展示品のようですね
お話でも伺いましたが
見て直ぐに分かる故障が
何か所かありました
・ダイヤルが有り得ない位置で止まってます
・ベルのハンマーが脱落しています
・ケーブルの断線が数か所
でも構造は結構シンプルですよね
親切に配線図まで付いています
まず配線の導通試験で
断線箇所を修理しました
受話器ケーブルは途中のどこかで
断線していたので
適当は物に交換しました
次にダイヤルを分解してみました
なぜこの位置で止まって居るのか?
原因探しですね
でもね直ぐにわかりました(^^♪
とにかくこのあたりまで分解して
洗浄してみました
見た感じやっぱり
軸と穴の摩耗が進んでます
まぁこれも古い電話機ですから
分解前の画像を見ながら
組み立ててみたところ
あれ???なんか違う
多分ダイヤルが故障した時に
ずれたのか?
少し組間違いがありました
そに辺も修正して・・・
何とかダイアルが復旧しました
あとは接点類の調整ですね
このダイヤルもかなりの老骨で
無理な力をかけると
上手くパルスを刻めないかも
優しく扱って下さいね(^^♪
ベルのハンマーもそれなりに
戻りましたね・・・
この3号ダイヤルに合うセンターラベルも
製作してみました。
少し黄色紙に印刷して
完成ですね
一枚しかいらないのに
いっぱい出来てしまいました(^^)/
この修理で特段不具合も無く
電話としての機能は完璧ですね
大事に扱ってやって下さいね・・・